当院について
医師紹介
新井 三郎
なぜ「早め早めに内視鏡検査を受けていただきたい」のか?
帯広・新井病院の新井三郎です。
わたくしが帯広のこの地で開業いたしましたのは、昭和55年(1980年)、今から40年ほど昔のことですから、道内の医療体制や環境も、今と比べると十分とはいえず、自分の専門であろうとなかろうと、どんな患者さんでも可能な限り診療するのは医者として当たり前のことでした。
いろいろな患者さんを診療しましたが、すでに病気が重篤な状態に進行している患者さんを診るたびに、もう少し早く見つけることができないものかと、内視鏡検査を、開院当初より取り入れて、以来積極的に実施してきました。
病気の兆候をいち早く見つけて、適切な治療を施すことは医師の使命です。
内視鏡検査は患部を直接“目で見る”ことで、病気を見つけることができる確実な検査です。
技術の進歩で実現できたこの検査方法を導入し、がんをはじめ多くの患者さんの病気を見つけ治療を行ってきました。
数だけを誇るつもりはありませんが、これまで数万の検査を行い、胃がんや大腸がんなど多くの病気を発見することができました。
当院の行っている内視鏡検査が、早期発見・早期治療の実現に貢献してきた実績があったからこそ、現在も多くの患者さんを診療できている理由だと実感しております。
院長も内視鏡のスペシャリスト
父と娘の二人三脚で診療します。
長女である院長もまた、私と同じ道を歩み内視鏡検査のスペシャリストとして成長を続けております。 けっして親のひいき目ではなく、自ら技術を磨き、日々勉強している姿を見ると、患者さんに正面から向き合うことのできる立派な医師になったなと、先輩医師の一人として評価しております。
これからもこの父と娘で、一所懸命にこの帯広の地で医療を続けてまいりたいと思っております。
体のどこかが調子悪いと感じられた時には、ささいな変化であろうと軽視されることなく、どうぞお気軽にご来院ください。
略歴
- 帯広柏葉高校 卒業
- 北海道大学医学部 卒業
- 北海道大学付属病院、帯広協会病院 勤務
- 国立がんセンター <現 国立がん研究センター 中央病院(築地)>等で内科診療に加え、内視鏡検査・手術の黎明期より長く内視鏡研究・診療に携わり、
- 新井病院創設
保有資格
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 難病指定医
趣味
- 囲碁
- 園芸
院長紹介
長堀 陽子
「見逃しのない検査を確実に行うこと」
内視鏡検査を行う医師の第一の務めです。
人間の体に現れる病気の兆候は、外側からだけではわからない場合があります。
また、血液検査や心電図など多くの検査手法がありますが、内視鏡検査を組み合わせることで、より確実に精密に病気を診断し、手遅れにならないようできるだけ早期に適切な治療を進めることができます。
父、三郎は道内での内視鏡検査のパイオニアとして奔走奮闘してきました。昼も夜もなく、一日に200人、300人にものぼる患者さんを診ている父の姿を見て育った私も、毎日「患者さん第一」で診療にあたっています。
「患者さん第一」を貫くためには、たえず内視鏡検査の専門技術と知見を磨く必要があると思い、内視鏡検査において国内有数の実績がある佐久総合病院(現・佐久医療センター)で内視鏡の検査・研究・治療を中心に4年間の勤務後、道内有数の手術実績のある札幌・恵佑会病院で内視鏡検査の勉強を重ね、自らの技術の向上に努めました。
女性にやさしい検査を心がけています。
日本人女性のがんによる死因の1位は大腸がん、4位は胃がんです。男性に比べ、大腸がんが高位にあります。大腸検査への抵抗感からか、検査を受診する割合が低いためだと考えられます。
当院では、原則として女性医師であるわたくしと女性の医療スタッフが女性患者さんの検査をさせていただきます。
女性の患者さんが恥ずかしがらないですむよう医療環境を整え、少しでも多くの女性の方にも検査を受けていただきたいと思っているからです。
すべての患者の皆様に、安心して治療が受けられるよう、やさしく丁寧な診察を心がけております。どうぞお気軽にご相談ください。
略歴
- 東京都済生会中央病院 勤務
- JA厚生連 佐久医療センター内視鏡内科 勤務
- JA厚生連 佐久総合病院 勤務
- 恵佑会札幌病院 勤務
恩賜財団済生会 東京都済生会中央病院では、創立の契機となった済生勅語の精神である、『分け隔てなくあらゆる人々に医療・福祉の手を差しのべること』を、医療や患者の皆様に対する姿勢として学ばせて頂くと同時に、その後の内科医、内視鏡医としての礎をきずくことができました。
恵佑会札幌病院では、創設者で院長でもあった細川理事長をはじめ、多くのスタッフ、患者の皆さまのご厚意で、北海道内有数の検査・手術数を誇る医療機関、診療・検査に携わる経験をさせていただきました。
佐久総合病院では、上部消化管NBI拡大診断における日本の第一人者の一人であり、早期がん内視鏡治療ESDの世界的な先駆者でもある、小山恒男部長に師事する機会に恵まれました。
日本中の大学やがんセンターから研究者が集まる門下の末席に加えていただき、長くお世話になっております。
保有資格
- 日本内科学会認定医
- 日本消化器病学会専門医
- 日本消化器内視鏡学会専門医
- 難病指定医